概要紹介
「新時代の治療に対応」でき、「自ら考え実践できる神経内科医の養成」を目指しています
学内のスタッフは准教授(病院教授・診療科長)1名、助教1名、病院助教1名(総合内科兼任)、医員4名に加え、自治体病院支援推進医学講座の客員教授1名、客員助教1名の計9名から構成されています。そのうち、6名が神経内科専門医の資格を有しており、神経系のcommon disease(パーキンソン病、片頭痛、てんかん、認知症など)から大学病院特有の疾患(筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、重症筋無力症など)まで幅広く専門的な診療を行っています。
近年の神経内科領域の進歩には目覚ましいものがあります。免疫性疾患(多発性硬化症、重症筋無力症、視神経脊髄炎など)における分子標的薬の開発は、従来の治療で難治であった患者さんに著しい予後の改善をもたらしました。また、変性疾患の分野においても、アルツハイマー病におけるアミロイドβ除去薬の使用開始は大きな話題となり、多数の患者さんへの投与が始まっています。さらに神経難病の代表である筋萎縮性側索硬化症でさえも、特定の遺伝子異常を有する患者さんには遺伝子治療が可能となり、国内でも販売承認の審査が行われています。このような状況の中、これらの新規薬剤を適切に使用できる脳神経内科医の需要は非常に高くなってきています。しかし、神経内科専門医の数は全国的に不足しており、その育成が急がれます。当科では卒後3~6年目までの若手医師を対象に様々な経験を積めるような教育を行っており、毎年、新たな専門医を輩出してきました。現在、そのような教育を受けて神経内科専門医の資格を得た医師4名が、県内の関連施設において常勤医師として勤務し、地域の神経内科医療に貢献しています。また、専攻医4名が当科出身の神経内科専門医の指導の下、地域の基幹病院で、神経内科専門医を目指して研鑽に努めています。さらに、脳神経内科に興味のある卒後1~2年目の初期研修医を対象として、神経学会学術集会や中国四国地方会への参加、演題発表を行ってもらっています。
研究面では基礎研究と臨床研究を行っています。基礎研究として、動物モデル(虚血マウスなど)や変性疾患におけるmicroRNAの動態について検討しており、興味深い結果を報告してきました。また、臨床研究として、パーキンソン病における小径線維障害の評価や、夜間血圧の異常と運動量の関連などについて報告してきました。さらに、日常臨床を行う中で得られた新たな知見についても論文の形にして報告しています。今後、自ら考え実践できる脳神経内科医を養成するため、意欲ある若手の医師を対象に、学内のみならず、学外での研修も積極的に取り入れていきたいと考えています。
スタッフ一覧
- 専門分野
- 神経内科(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、ALS、多発神経炎、重症筋無力症、頭痛、認知症など)
- 専門医等資格
- 日本内科学会認定内科医・指導医
日本神経学会認定神経内科専門医・指導医
日本臨床神経生理学会脳波分野、筋電図・神経伝導分野専門医・指導医
日本認知症学会認知症専門医・指導医
日本頭痛学会頭痛専門医・指導医 - 外来診察曜日
- 水曜日
木曜日
- 専門分野
- 神経内科一般
- 専門医等資格
- 日本内科学会認定内科医
日本神経学会認定神経内科専門医
日本医師会認定産業医 - 外来診察曜日
- 専門分野
- 神経内科一般
- 専門医等資格
- 日本内科学会認定内科医
日本神経学会認定神経内科専門医 - 外来診察曜日
- 水曜日
- 専門分野
- 神経内科一般
- 専門医等資格
-
日本専門医機構認定内科専門医
日本神経学会認定神経内科専門医 - 外来診察曜日
- 火曜日
- 専門分野
- 神経内科一般
- 専門医等資格
- 外来診察曜日
- 金曜日
- 専門分野
- 神経内科一般
- 専門医等資格
- 外来診察曜日
- 木曜日(予約のみ)
- 専門分野
- 神経内科一般
- 専門医等資格
- 外来診察曜日
- 専門分野
- 神経内科一般
- 専門医等資格
- 日本神経学会認定神経内科専門医
日本内科学会認定 総合内科専門医
日本老年医学会認定
老年病専門医 - 外来診察曜日
- 専門分野
- 神経内科一般
- 専門医等資格
- 日本専門医機構認定内科専門医
- 外来診察曜日
- 木曜日(予約のみ)