脳神経内科

主な専門診療分野

  • 神経内科疾患

外来診察日

[2018年4月~]
午前 鎌田 正紀 出口 一志
高田 忠幸
出口 一志
高田 忠幸
(予約のみ)
峠 哲男
高田 忠幸
(総合内科)
午後 鎌田 正紀 鎌田 正紀 出口 一志
高田 忠幸
出口 一志 出口 一志

診療内容・特徴

当科は、神経内科専門医5名、老年医学会専門医1名、筋電図・脳波専門医2名、頭痛専門医1名、認知症専門医1名を擁し、神経内科分野のcommon diseaseからrare diseaseまで様々な疾患に対応可能な体制を整えています(図1)。近年では、欧米に多いとされた免疫疾患の症例数が全国的に増加しています。当科でも入院に占める免疫疾患の割合が多くなっており、その治療に積極的に取り組んでいます。また、2016年の病棟再編以降、脳外科との連携がよりスムーズになり、合理的なPET診断や脳生検などによって、これまで鑑別の難しかった脳内腫瘤病変の診断、治療が迅速に行えるようになっています(図2)。


図1

図2 MRI(FLAIR)
腫瘤性病変を呈していますが、多発性硬化症と診断されました。

当科における代表的疾患および検査

  • 急性期~慢性期の神経疾患全般(中枢神経疾患、末梢神経疾患、神経筋接合部疾患、筋疾患)を対象に診療している。ただし脳血管障害は除く。
  • 詳細な病歴聴取(病因診断)、神経学的診察(解剖学的診断)に基づいた効率的な診療を行っている。
  • 大学病院ならではの高度な治療だけでなく、神経疾患患者が安心して暮らせるように長期的視野に立った診療を行っている。

診療対象となる主な病気

  • 神経変性疾患
    パーキンソン病、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、筋萎縮側索硬化症など
  • 神経免疫疾患
    多発性硬化症、視神経脊髄炎、重症筋無力症、ギランバレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎など
  • 発作性疾患
    片頭痛、てんかんなど
  • 認知症
    アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症
  • 感染症
    髄膜炎、脳炎など
  • 筋疾患
    筋ジストロフィー、多発筋炎、封入体筋炎など

検査

パーキンソン症状(振戦、動作緩慢、転倒など)における鑑別診断には、DaT SPECT(図3)、MIBG心筋シンチが有用ですが、当科では神経診察に基づいた最適な検査法を選択しています。筋力低下やしびれの際に行う末梢神経伝導検査ではcommon nerveだけでなく、臨床神経生理学会が推奨するuncommon nerveにおける検査も施行可能です。また、通常の検査では診断できない小径線維の異常についても、血流ドプラーや感覚閾値検査による評価を行っています。筋生検診断は、国立精神・神経医療研究センターの御協力で、各種の特殊染色を含めた正確な診断が可能です。その他、自律神経機能検査(心血管、発汗)、遺伝子診断など、特殊な検査も行っています。


図3 DaT SPECT
線条体における集積低下(ドパミン神経減少)を可視化できます

治療

日本神経学会およびその関連学会は、2009年以降、主要な神経疾患の診断・治療ガイドラインを発表していますが、2017年度にはパーキンソン病および多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドラインの大幅な改訂が予定されています。神経疾患の治療法は長足の進歩を遂げており、当科でもガイドラインを遵守しながら、症例ごとに適切な治療を行うように努力しています。パーキンソン病以外の変性疾患の治療は依然として難しいものがありますが、その場合でも患者様のQOLに配慮した治療を行っています。

主な疾患の患者数(カルテベース:2016年1~12月)

外来

変性疾患
パーキンソン病 189名
脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を含む) 56名
筋萎縮性側索硬化症 20名 など
免疫疾患
多発性硬化症・視神経脊髄炎 81名
重症筋無力症 70名
慢性炎症性脱髄性多発根神経炎 28名 など
その他
5名 など

入院

変性疾患
パーキンソン病 8名
脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を含む) 11名
筋萎縮性側索硬化症 15名 など
免疫疾患
多発性硬化症・視神経脊髄炎、ベーチェット病など 22名
ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎など 20名
重症筋無力症 13名
筋炎 8名
脳炎、髄膜炎、脳症 21名 など

連絡先

087-891-2156